顎関節症になる人とならない人

 顎関節症の原因は,何か一つの障害があると必ず発症するというものではないということが最近の研究でわかってきました.

 つまり,かみ合わせや姿勢が悪くても顎関節症になる人とならない人がいるのです.

 たとえば,顎関節に明らかに悪影響があるのに,顎関節症の症状が現れていない人がいる一方で,明らかなかみ合わせの異常が無いのに顎関節症状が現れる人がいるのです.また,ある人はひどい歯ぎしりをしているのに顎関節に異常が無かったり,軽度の歯ぎしりでも症状を訴える方がいらっしゃいます.

 これは,その人が持っている顎関節の耐久力の大小に影響があると考えられています.つまり,顎関節の構造が弱く,耐久力の小さい方は,顎関節症の原因と思われるいくつかのうちの2〜3個があるだけで顎関節症の症状を発症し,逆に耐久力の大きい方は,耐久力の小さい方と同じ顎関節症の原因があったとしても顎関節症を発症しないと考えられています.

 このように,顎関節症は,個人の持つ耐久力の大きさと顎関節症の原因のバランスが崩れたときに発症すると考えられているのです.

 したがって,顎関節症の治療には,その人の持つ顎関節の耐久力や顎関節症の原因を把握することが重要です.そして,耐久力が小さいと判断された方には,できるだけ原因となりうる因子を排除することが重要です.

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